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ブログのドメインを notes.rewheel.dev に変更しました

· 約8分
Software Engineer

このブログのドメインを notes.rasshii.dev から notes.rewheel.dev に変更しました。あわせてサイト名も「Tech Notes」から 「Reinvent Notes」 に、タグラインを 「車輪を再発明して学ぶ」 に改名しています。

ドメインを変えるたびに「なんで変えたんだっけ」「なんでこの名前にしたんだっけ」を忘れてしまうので、決定までの経緯と検討プロセスを記録に残しておきます。同じように「個人ブログのドメインを変えたい」と思っている方のヒントになれば嬉しいです。

notes.rasshii.dev の何が気に入らなかったか

rasshii.dev は僕の GitHub / X ハンドル名から取った apex ドメインで、技術ブログ用にサブドメイン notes.rasshii.dev を切って運用していました。1 ヶ月ほど運用してみて、以下が引っかかりました。

  • 個人ハンドル名依存: ブログのコンセプトとハンドル名が結びつくと、サイトの方針を変えづらい
  • apex の用途が決まらない: rasshii.dev 自体をポートフォリオに使うつもりだったが、「個人ハンドル = ポートフォリオ」だと特徴が出にくい
  • 読者目線で意味が伝わらない: rasshii.dev を初見で見ても、サイトの内容が想像できない

要するに、ブログのアイデンティティをハンドル名から独立させたい と感じはじめました。

コンセプトから決める

ドメイン名を考えるとき、いきなり候補を並べるよりも 「サイトの軸となるコンセプトは何か」 から決めたほうが筋がいいです。

このブログで僕がやりたいのは、要するに 「既存ツールや概念を、自分で作り直したり整理しなおしたりして理解を深める」 ことです。最近書いた ハーネスエンジニアリング入門 もまさにそれで、Anthropic / Hashimoto らが提唱する harness engineering の概念を、自分の ~/.claude/ 構成例とともに自分の言葉で再構築したものでした。

このパターンを英語のフレーズで言うと、ぴったりなのが "reinventing the wheel" (車輪の再発明) です。本来は 「すでにあるものを無駄に作り直す」 という否定的なイディオムですが、AI エージェントが何でも作ってくれる時代に 「あえて自分で作り直して理解する」 こと自体が学習価値を持つ、と考えると、この皮肉なフレーズをポジティブに反転させて使えそうだと思いました。

ドメイン名の候補出し

「車輪の再発明 = reinventing the wheel」をテーマに、候補を出してみました。

候補カテゴリコメント
reinventingthewheel.comフル元フレーズ忠実だが 24 文字、Slack で誤記しやすい
reinvent.dev短縮 (既存単語)強い、reinvent 単体で意味成立
rewheel.dev造語7 文字、短く印象的、re + wheel で意味推測可能
wheelnotes.dev合成造語tech-notes リポ名との親和性、ノート感
wheellab.dev合成造語「車輪の実験室」、試行錯誤のニュアンス
whyreinvent.com反転問いかけ「なぜ再発明するか」、攻めたトーン

SEO 観点での検討

最初は「SEO は気にしないから何でもいい」と思っていましたが、念のため検討してみました。結論として 現代の SEO では造語が有利になりやすい です。

既存フレーズ系 (reinventingthewheel.com など) の問題

  • Exact Match Domain ペナルティ: Google は 2012 年に「キーワードを丸ごとドメインに入れたサイト」の評価を下げる仕様変更を入れました。コンテンツの質が低いと、むしろ逆効果になります
  • 検索競合多数: 「reinventing the wheel」は一般的なイディオムなので、上位表示は難しい
  • 覚えにくい / 綴り間違いリスク: 長いフレーズはシェア時に誤記されやすい

造語 (rewheel.dev など) の強み

  • ブランド検索に強い: 「rewheel」を検索したときに 上位を取りやすい
  • 競合が少ない: 同じドメイン名がなければ SEO 競争が起きにくい
  • 短くシェアしやすい: 7 文字なら口頭・Slack での誤記リスクが低い
  • 大手の前例: Google / Spotify / Vercel:すべて造語または独自綴り

「ブランド検索の独占」は思った以上に強い武器で、現代の SEO は「内容で勝負 + ブランドで集客」という構造になっています。造語ドメインはこの両方を加速させます。

結局 rewheel.dev に決めた

候補の中から rewheel.dev を選びました。決め手は:

  1. 7 文字と短い: Slack や口頭で URL を伝えるときに最短
  2. 意味が推測できる造語: re + wheel で「車輪を再び」というコンセプトが伝わる
  3. SEO 競争がゼロ: ブランド検索の独占ができる
  4. .dev TLD: Google が運営する技術者向け TLD、HTTPS 必須でクリーン
  5. 発音しやすい: 「リホイール」とそのまま読める

サブドメイン構成にした理由

rewheel.dev を Vercel Domains で取得した後、最初は apex (rewheel.dev) でこのブログを公開していました。が、すぐに サブドメイン (notes.rewheel.dev) に変更 しました。理由は:

  • apex を将来の用途に温存: ポートフォリオ / landing / 別のサイトに rewheel.dev apex を使いたくなったときに切り替えやすい
  • 過去パターンとの一貫性: 旧 notes.rasshii.dev と同じ「notes.<brand>.<tld>」の形なので、URL パターンとして読者にも自然
  • 拡張性: 将来 blog.rewheel.dev / lab.rewheel.dev / api.rewheel.dev のような形でサブサイトを増やせる

rasshii.dev を取得したときと同じ反省で、apex は気軽に他用途に切り替えられないので、明確な目的が決まるまで残しておく のが個人的な定石になりました。

サイト名・タグライン・トップページ説明文も刷新

ドメインを変えるなら、ついでにサイト名やタグラインも揃えたほうが一貫性が出ます。

項目BeforeAfter
サイト名Tech NotesReinvent Notes
タグライン個人的な技術発信車輪を再発明して学ぶ
説明文フロントエンド・バックエンド・インフラ・AI・学習ログなどを記録する個人的な技術発信サイトです。車輪の再発明は無駄と言われますが、あえて作り直すことで仕組みを深く理解できます。フロントエンド・バックエンド・インフラ・AI などを再発明しながら学んだことを記録する個人技術ノートです。

当初はサイト名を URL そのもの (notes.rewheel.dev) にしようと考えました。ブランドと URL を一体化させる ことで覚えやすさを狙う、Vercel や Linear のようなプロダクト系サイトでよく見るパターンです。ただ、いざ navbar に置いてみると コンセプト (車輪の再発明から学ぶ) が初見の人に伝わらない ことに気付き、より直接的に意味が伝わる 「Reinvent Notes」 に落ち着きました。re- (再び) + invent (発明する) + notes (記録) の 3 要素を合わせた構造で、ドメインを知らない人にも一目でサイトの性質が伝わります。

旧ドメイン (notes.rasshii.dev) はどうする?

しばらく 削除せずに残します (1-2 週間程度)。理由は:

  • ブックマークしてくれている方の URL が即死しない
  • Slack や Twitter でシェアした古い URL がしばらく動く
  • 万一新ドメインで問題が出たときに旧 URL に戻せる

SEO 観点では「旧 URL → 新 URL の 301 リダイレクト」を設定するのが王道ですが、このブログは SEO を主目的にしていないので、シンプルに 両方並列で配信 する運用にしました。新ドメインが安定したら旧ドメインを削除する予定です。

まとめ

ドメイン変更は地味な作業ですが、サイトのアイデンティティを 1 つの単語に圧縮する プロセスとして面白い経験でした。技術選定と同じで、複数候補を並べてトレードオフを検討するクセを付けると、後から振り返って意思決定の理由を再現できます。

  • 旧 URL: https://notes.rasshii.dev (しばらく並列で動きます)
  • 新 URL: https://notes.rewheel.dev

ブックマークしてくださっている方は、お時間あるときに新 URL に切り替えていただければ嬉しいです。これからも「車輪の再発明から学ぶ」記録を続けていきます。

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